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マメ知識

ベテランライターがしていた地方競馬の分析の仕方

ベテランライターがしていた地方競馬の分析の仕方

今回は、競馬ソフト作成に役立つマメ知識をご紹介します。

地方競馬ライターの第一人者として松本 捷平さんと言うライターがいました。「いました」と過去形なのは、この記事を書いている現在、すでにお亡くなりになっている方だからです。

で、この松本さんが書いた著書の中に次の本があります。

地方競馬の歩き方―ダート馬券のすべてがわかる全国30場別最強ガイド

今回は、この本の中で紹介されている地方競馬の分析方法をご紹介します。

距離枠番の連対率で出やすい枠を調べる

この本ですが、1997年発行と、この記事を書いている現在20年前の本です。そのため、騎手や馬の情報が古いのはもちろん、すでに営業をやめてしまった競馬場も多く掲載されています。

また、ワイドや3連単、3連複のような馬券も存在しない頃の本となっています。一方で、この本で紹介されていたレースの分析の仕方において、「今でも通じるな」と感じたものがありました。

具体的には、その競馬場において、直近の50〜100レースぐらいに対し、「距離枠番の連対率で出やすい枠を調べる」と言う方法です。

例えばですが、この本の中では、川崎競馬場の1500mのレース結果を次の表のように分析していました。

1500m ※サンプル95レース

1枠 2枠 3枠 4枠 5枠 6枠 7枠 8枠
15% 20% 27% 9% 22% 25% 36% 42%

この表を見るとわかる通り、川崎競馬場において、1500mのレースでは、7枠と8枠の馬が、連対する、つまり1着か2着になる確率が高いことがわかるわけですね。

この本の中では、これを、「900mの場合はこう、1400mの場合はこう」のように、距離別に分けて分析しています。

また、この本の中では、この表と同時に、出る枠の組み合わせのベストとワーストの目の率も紹介しています。

例えば、川崎競馬場の1500mのレース結果では、「出目ベスト7-8(13.68%)、出目ワースト1-4、2-4、5-6、6-8、7-7(各0%)」とあります。

過去95レースを見て一度も来ない枠の組み合わせは、来ないと判断するのが自然ですよね。

こんな感じで、距離枠番の連対率を見ると、その競馬場の特徴が見えてくるわけですね。

競馬場毎にセオリーがあることもわかる

この本ですが、以上でご紹介したような、その競馬場毎のデータを表で分析するページと、著者によるその競馬場の思い出を交えた紀行文のようなノウハウ紹介の文章で構成されています。

で、その文章でのノウハウにも、読んで見ると面白い競馬のセオリーがあることがわかります。

例えば、大井競馬場において、ピンク映画監督がある映画の撮影代として300万円以上を稼いだとされるセオリーとして、次のものが紹介されています。

監督のセオリーとは、重、不良コースのときは3枠から内の枠に入った430キロまでの軽量馬で、逃げ、先行脚質の連対率は相当高い

今現在、このセオリーが通じるのかどうかは、データを分析して見ないとその真偽はわかりません。ですが、事実だとすると、この条件のレースだけ狙って勝負する、と言う戦略だって考えられますよね。

この本は、20年前に出版されたものですが、このように学ぶべきところがありました。

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