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競馬ソフトは自分で作ろう!

マメ知識

日本の競馬が世界的に見て特殊なものとなっている最大の理由

日本の競馬が世界的に見て特殊なものとなっている最大の理由

今回は、競馬ソフト作りに役立つマメ知識をご紹介します。

競馬ソフト作りのために、馬やレースのデータを集めようと考えたとき、中央競馬と地方競馬のデータを「どう集めるか」を考える必要があります。

と言うのも、中央競馬と地方競馬のデータをどちらも一元的に管理している組織が存在しないからです。つまり、中央競馬なら中央競馬、地方競馬なら地方競馬とそれぞれ別個にデータを集める必要があるわけですね。

私は、競馬ソフトを作る目線から見て、「中央も地方も関係なく、まとめて情報を公開してくれたらいいのに」と感じていました。ですが、現状では、そのような情報源はありません。

で、日本の競馬がこのような状況にあるのは、「聖域」とも表現できる利権にあることが、次の本を読んで分かりました。

ようこそ競馬の聖域へ

競馬がギャンブルとして認識されているのは日本だけ

この本の著者は、現在はJRA公認通訳として活躍している金子肇さんです。

この本の中では、金子さんの競馬の師である岡田繁幸氏との出会いから関わることになった、日本の競馬に関する思い出話が語られています。

そして、その話の中で、日本の競馬の暗部とも言える「聖域」について、触れられています。

その聖域とは、例えば、「日本の競走馬のセリはなぜ儲かるのか」、「中央競馬と地方競馬の格差」、「中央競馬の職員のお役所ぶり」などです。競馬に関する利権によって生まれる暗部とも言い換えられます。

そして、この本のあとがきに、そもそもなぜ日本の競馬に、こうした「聖域」が多いのか、その理由について解説されていました。そこから引用しますと、次のようにあります。

日本の競馬に聖域がたくさんある最大の理由。
それは日本の競馬がギャンブルとして認知されていることにあるように思う。
世界の先進国を見ても、競馬がギャンブルとして存在しているのは日本だけだ。他の国ではスポーツとして扱われている。

この文章を読み、私は、ハンマーで後ろからガツンと殴られたような衝撃を受けました。私自身、「競馬=馬券=ギャンブル」としか考えていなかったからです。

そして、日本の競馬は、ギャンブルでの税収ありきで組織ができているから、様々な利権を生む結果となっているわけですね。

この本の著者の金子さんは、日本の競馬に関わる前に、ニュージーランドで、馬主、生産者、調教師、馬喰を行なっていた人物です。ニュージーランドの競馬はもっとおおらかで、例えば馬主はなろうと思えば誰でも慣れてしまう世界なんですね。

なので、日本の競馬と関わって、その特殊性が本当によく見えてしまったのでしょう。なんと言いますか、これまでの競馬の見方が180度、変えられてしまう本となりました。

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